Stock 14


  上の階から遠くを眺めるのはとても気持ちの良いものです。練馬は海岸線からだとだいぶん高台になるらしく、かなり遠方まで見渡せます。でも視線をいったん足元に向けると、自分の立っているところの高さを思い知ります。特に棟と棟の隙間なんぞは、地面の人影とのあまりの距離感に愕然とします。地面の人のつぶやきは聞こえるのに、上からは大声を出しても下にはなかなか聞こえないようです。足元の不確実さに不安になり、いつも遠くを見てしまいます。お〜こわ。